大きな声で歌いましょう

世の中には「第九」を歌いたい人がたくさんいるのですね。

第九1


で、その迷える子羊たち、というか、さまよえる流浪の民を救わん、と、
手を差し伸べる先生方もたくさんいて、というか、それがお仕事なのでしょうが、
なんとか、合唱としての体を成すようにと、一生懸命にご指導下さいます。

その先生方も、実はご自分も声の出し方で試行錯誤されてきたわけで、
そしてそれを、どのように伝えたら伝わるかで、苦心していらしたのですね。

皆さん、ご指導がユニークです。


大きいホールで最後列まで届くような声というのは、
とにかく息を一杯吸って、息を一杯吐く、それに尽きる。

まず鼻の穴を目一杯広げます。
で、その鼻の穴から思いっきり、ソーメンをすするっ!
躊躇しない!一気にすする!
そうしたらそれを、自分がマーライオンになったつもりで、一気に吐き出す!
はいっ!ドーーーーーーーーーーーーッ!!!


それを何回もやります。


女声、とくにソプラノはいかに高音を美しくかつ大きな声で遠くまで届けるかが大事。
特に、「第九」はマジ?と思うくらいの高音で。


声をただ前に出すのではなく、
お腹を使って何メートルか先にいる人にボールを投げるように。
それをどんどん遠くまで放るように出しましょう。
というのは、わかりやすい指導です。

声は前に出そうとするとカラダに力が入ってしまいます、
もっと楽に出すには、自分の口の中に大きなホールをイメージして下さい。
のどにおおきな反響板があります、そこに、反響させて、前に出すのです、
はい!楽に、反響させて!アーーーーーーーーーッ!
というのも、まだイメージしやすい指導です。


で、メゾソプラノから苦労してソプラノに転向したという先生が、
苦労して編み出した秘伝を女性だけに内緒で教えて下さいました。

アンテナで高音をキャッチするのですっ!
まず、頭の上にアンテナを立てます!
(100名近い女性が全員頭の上に手でアンテナをはやします)
で、それで周囲の電波を捕らえて下さい。
(みんな手の平を左右に向けて電波を探します)
そして、正面からきた電波を捕らえます、ハイッ!
(先生と一緒に手の平を前に倒します、キャッチ!)
ほら、高音が出たでしょう。いいですか、これ、内緒ですからね。



そうなんです、とにかく美しい高い声さえ出せれば無敵なのです。




今年も「第九」2

「第九」は当然ドイツ語で歌う。
歌う私たちは平たい顔族の生粋の東洋人の集団で、
しかもおじさんおばさん率の高い集団である。
からして、聴いて下さる聴衆の皆様には、一体何が伝わるのだろう?

メロディーや和声、歌う集団の生み出す熱量や波動は多分
充分に伝わるだろうけれど、
言葉のもつ意味やメッセージは本当に正しく伝わるのだろうか?



長唄や義太夫を聴きにきて下さる方々も、
よし!聴いたろう!と勢い込んで来て下さる方々も多いだろうに、
大概はその音の波の心地良さと、念仏のような言葉の意味の分からなさに、
いつの間にやら心地良い眠りに誘われて、それっきり、ということになろうか・・・と。

人はその生活で使用する言語によって思考し行動する。
思考の根幹となる「言語」は物凄く大切で、
もはや人はそれなしには生きていけない。


意味を把握して、それっぽくドイツ語を発音しよう、という努力はしているつもりだけれど、
歌の音形に気を取られたら、発音なんてかまっていられなくなる。
大阪弁を基本とする義太夫は関東の人間には、はなから無理なんだけれど、
なんとか真似して・・多分へんてこりんだろう。
邦訳詩で「第九」を歌ったり、
関東弁で義太夫を語ったり、
できることはあるけれど、それではどうも「それっぽく」ない。


スキャットやインストゥルメンタルでは伝わらない何かが
「言語」にはあるのだよねえ。

どうしたもんか、といつも思う。

今年も「第九」

一度は「第九」を歌いたい、
そう思って昨年、区の芸術文化振興財団の第九を歌う会に参加した。
オケも合唱も素人で、4人のソロだけは芸大の大学院生という構成。
指導者を変えながら、もう10年も続いているそうで、
長年参加の強者もいて、経験者も多い。
毎年新人、未経験者も参加して、合唱の人員は120〜130名といったところだろうか。

都内には「第九」を歌う会が、多分各区に一つはあるのではないかと思うくらい多く、
それらを回遊している「第九難民」もたくさんいる模様。
だから6月から始まった練習は、年が押し詰まるにつれて経験者の参加人員が増えて、
歌声に厚みが増す。



私は、昨年はソプラノで参加したが、今年はアルトで参加している。
10年前に長唄を始める前、オペラ合唱団で歌っていた頃から、
というか、小学校?中学?合唱ではいつもソプラノだったから、アルトは初めてだ。

高声のソプラノ、下支えのバス、中声のアルトとテノール。
メロディーラインのソプラノとテノール、
和声付けのアルト、バス、
主役、姫か娘役のソプラノと王子やイケメンのテノール。
敵役か女中か、おばさんのアルト、村長か町長、太った親方のバス。

というイメージのせいか、アルトをやりたいと思ったことはなかったけれど、
まあ、音とりとしては難しいパートを経験としてやってみようか、
くらいの気持ちで今回はアルトにエントリー。

続くのだろうか・・。
うーん・・。
なんだか、高揚感がない・・。

ソプラノに惑わされないで、高声と低声の中間を縫うように歌うのが快感だと、
アルト好きの方々はおっしゃるけれど・・。
この、面白くなさ加減が逆に面白い・・のか。

音とりの難しさに関してはテノールやバスも、よく歌えるなと思うくらい難解だし、
高揚感のなさはバスは半端ないだろう。
男子中学生は校内合唱大会など、面白くもなんともなかっただろうなあ、と
今にして思う。

ところが男性の合唱好きな方は少数ではあるけれど一定数いて、
強固な合唱愛を持っていらっしゃるようで、
そういうことも面白いなあと思う。


昨年ソプラノで友だちになった人は、一度アルトに挑戦した年は、
あまりの面白くなさに、9月までで見切りを付けて、ソプラノに戻ったそうだけれど、
さて、今年の年末、私はアルトで歌うでしょうか?
ソプラノに舞い戻るでしょうか?


第九

12月の「第九」公演のための練習が6月から始まった。
月に3〜4回ずつ半年練習して本番になる。

指揮者とソリストやオーケストラと合わせるのは本当に直前になってからで、
それまでは3人のプロの指導者が練習にあたる。

ベートーベンの第九は一度は歌ってみたいと思っていた。
そう思う人はやはり多くて、第九の合唱団は大人気なのだという。


ただ、私の歌の先生はドイツ歌曲は教えてくれない。
第九も難しいよー、といい顔はしなかった。
なんといっても発音が難しい。
イタリア語はローマ字読みでもなんとかなるけれど、
ドイツ語は母音の種類も色々あって深くて発音しづらくて音に乗せにくい。


ソプラノのパートはちょっと気が触れたかと思うような高音が続く。
高音でずっと何かわめいている頭の変な女の集団のようだ。
もう、「意味の理解」なんてどうでもよくなる。
「発音記号」を音声に変換するのもまどろっこしくなって、
カタカナ書きに頼る。ホントはいけないんだけれど。


意味も何も考えずにひたすら音を追っていくと、お経みたいに感じる。不思議。

  wo dein sanfter Flügel weilt.
  ヴォ ダイン ザンフテル フリューゲル ヴァイルト.
  あなたの柔らかい翼の憩うところ

これが「菩提薩埵 〜〜〜  菩提薩婆訶」
    ぼだいさった    ぼじそわか
と般若心経に聞こえてくるのだ。


いけない、いけない・・・。

みどりの日

文部省唱歌 若葉 東京放送児童合唱団



 文部省唱歌  若葉     昭和17年(1942年)

           作詞:松永みやお、作曲:平岡均之

1 あざやかなみどりよ
  あかるいみどりよ
  鳥居をつつみ
  わら屋をかくし
  かおる かおる
  若葉がかおる

2 さわやかなみどりよ
  ゆたかなみどりよ
  田畑をうずめ
  野山をおおい
  そよぐ そよぐ
  若葉がそよぐ

喜びの歌

喜びの歌、というと日本語のこの歌が頭に浮かぶ。


喜びの歌  文部省唱歌  岩佐東一郎作詞

晴れたる青空 ただよう雲よ
小鳥は歌えり 林に森に
こころはほがらか よろこびみちて
見かわす われらの明るき笑顔

花さく丘べに いこえる友よ
吹く風さわやか みなぎるひざし
こころは楽しく しあわせあふれ
ひびくは われらのよろこびの歌




1977年12月31日 ベルリンフィルハーモニーホール
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
(NEW YEARS EVE CONCERT 1977)






アヴェ・マリア

マリア様でも女神様でも、観音様でも、お母ちゃんでもお姉ちゃんでも、
女性はやっぱり柔らかくて暖かい。

おおお、アヴェマリアが止まらない。



アヴェマリア  アルカデルト





アヴェマリア  シューベルト
by: Barbara Bonney





アヴェマリア  ケルビーニ

Olga Kondina sings "Ave Maria"
by Luigi Cherubini
Daniel Zaretzky, organ




アヴェマリア  グノー・バッハ





アヴェマリア ブルグミュラー

■ ブルグミュラー/25の練習曲
19.アヴェマリア Op.100
演奏:友清 祐子







アヴェマリア  カッチーニ

Elina Garanca - Ave Maria (Caccini) STUDIO VERSION





Ave Maria - G. Caccini / Brinums - Inessa Galante / Letvia National Symphony Orchestra / A. Vilumanis





Katherine Jenkins - Ave Maria (Caccini) 2005.





Ewa Iżykowska - sopran
Jerzy Maciejewski - piano





カッチーニのアヴェ・マリア ~森麻季




Caccini (Vavilov) - "Ave Maria" - Albina Shagimuratova

Albina Shagimuratova, soprano
Rubin Abdullin, organ

Small Hall of the Moscow conservatory,
Moscow, 26.10.2011






アヴェマリア  マスカーニ「カバレリア・ルスティカーナ」

Il più grande tenore vivente Plácido Domingo e Sissel mentre registrano a Milano con l'Orchestra Sinfonica Giuseppe Verdi una originale Ave Maria.






アヴェマリア モーツァルト

Wolfgang Amadeus Mozart, Ave Maria (KV 554).
Rita Streich & Die Regensburger Domspatzen.
Conductor - Kurt Gaebel.





アヴェヴェルムコルプス モーツァルト






アヴェマリア ウイリアム・ゴメス

Elīna Garanča - Ave Maria(William Gomez)
Christmas in Vienna(2007)





アヴェマリア  ブラームス


J.Brahms "Ave Maria" - Albina Shagimuratova

Johannes Brahms
"Ave Maria"

Albina Shagimuratova, soprano
Rubin Abdullin, organ

Small Hall of the Moscow conservatory,
Moscow, 26.10.2011




アヴェマリア ルッツィ

Luigi Luzzi - Ave Maria (Olena Talko sings)




アヴェマリア   トスティー

Remi AveMaria/Tosti





アヴェマリア ヴェルディ オセロ

Maria Callas: Ave Maria (Verdi)

Maria Callas as Desdemona
in Verdi's Otello.





サルヴェ・マリア   メルカダンテ

Fiorenza Cossotto - Saverio Mercadante : "Salve, Maria"
M° Arturo Sacchetti, organista. Collegiata Sant'Agata in Santhià (Vc). 24-27 aprile 1989




アヴェマリア  ドニゼッティ

G. Donizetti - Ave Maria





アヴェマリア  サンサーンス
Ave Maria - C. Saint-Saëns

Ave Maria - C. Saint-Saëns - Prima Voce e Jairo Grossi, piano - Clube Literário do Porto em 08 de Janeiro de 2010





アヴェマリア  ラフマニノフ

Ave Maria - Rachmaninoff
the Schola Cantorum at St. Joseph Seminary College in St. Benedict, LA in the fall of 2007




アヴェマリア  ヘンデル


G.F.Haendel. Ave Maria
Domingo 6 de Octubre de 2013. Basílica del Pilar
Novena de Honor de la Santísima Virgen del Pilar.
Coro "Melchor Robledo", dirigido por D.José María Berdejo y acompañado por el Grupo Elegia. El organista







アヴェマリア  メンデルスゾーン

Mendelssohn - Ave maria (op. 23 no. 2)

Felix Mendelssohn Bartholdy (1809 - 1847):
AVE MARIA for 8-part chorus

00:11 : Ave Maria (Andante)
02:48 : Sancta Maria (Con moto)
04:50 : Ave Maria (Andante)




さくら横ちょう  

昭和23年に編まれた「マチネ・ポエティック詩集」に加藤周一の
「さくら横ちょう」 という詩があります。
昭和26年に別宮貞雄が曲をつけました。
同じ詩には中田喜直も昭和25年に曲をつけ、37年に発表されました。
両方とも、今も美しい日本歌曲として歌われ人気があります。




   さくら横ちょう

 春の宵  さくらが咲くと
 花ばかり  さくら横ちょう
 想い出す  恋の昨日
 君はもうここにいないと

 ああ  いつも  花の女王
 ほほえんだ夢のふるさと
 春の宵  さくらが咲くと
 花ばかり  さくら横ちょう
 
 会い見るの時はなかろう
 「その後どう」「しばらくねぇ」と
 言ったってはじまらないと
 心得て花でも見よう
 春の宵  さくらが咲くと
 花ばかり  さくら横ちょう



                          (2012.4.11)

さくら横ちょう  二題

たんぽぽ







 たんぽぽ      中田喜直 作曲
           三好達治 作詞



  たんぽぽ
  たんぽぽ
  なが咲けば春の風ふき
  青き霞は丘をこめ
  小鳥らは木の間にうたふ
  のどかなるかかる佳(よ)き日の
  路(みち)のべに咲けるたんぽぽ
  たんぽぽ
  年ごとになれは咲けども
  その春にわれはいくたび
  あわれいまいくたびめぐりあふ
  命なるらん
  たんぽぽの花

                             (2013.4.1)

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