姪っ子

女は子どもの産める性なので、それは人生を楽しめる権利でもあると思います。

子どもを産み育てるというのは、
もう一人分二人分、子どもの人数分の人生を味わうことのできる、
女性の特権、醍醐味です。

それによって私一人の人生では経験することも味わうこともなかったであろう、
いろんなことをいっぱい味わえて、知ることができて得したなあ、と思うのです。

と、そんな話しを、今日姪っ子に話しました。
姪っ子のお母さんは私の姉で、姪っ子が大学院の卒業を控えて、
就職が決まった頃、肺がんで亡くなりました。

「あ、それ、お母さんも同じことを言っていました。
 やっぱり姉妹だと同じように考えるのでしょうか。」
と言って、姪っ子は涙ぐみました。
私もちょっとジンとしました。

私の母の思い出話しをすると、
「ああ、それ、おばあちゃんらしいですね。」
なんて言って。
共通に感じ合える根が同じ、ということでしょうか。

姉が亡くなって、親族がしっくりいかなくなっていたこともあったけれど、
血縁というものを実感しました。



姪っ子は就職してから、世界の行ける所は行ってみようと思って、
今までに28カ国に行ったのだそうです。

二人で美味しい食事をして、いろんなことを話して楽しかった。

「あなたは女の子だからね、生きていく上で、
 女にしか分からないことがこれからいっぱいあるだろうから、
 頼むね、って(あなたのお母さんに)言われたの。
 今まで、何もできなくでごめんね。
 知らない間にあなた結婚しちゃったし。
 頼りないおばさんだけど、子どもを生むとか、
 困ったことがあったり、分からないことがあったら、
 頼ってね。」

私は、なかなか今まで言い出せなかったことを別れ際に言いました。
やりのこした宿題を一つ終わらせたような気がしました。

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