雑記

夢の中で、今はもうなくなった実家に行った。
家の前にあった狭い庭が畑になっていて、母がそこで笑っていた。

これは夢なんだとわかっていて、声をあげて自分が泣き出して、びっくりした。
すぐに起き上がって、座って考えても、
自分に何が起こって泣き出したのか、とっさにわからなかった。

「母が笑っている」ということで、胃の辺りがキュウッとする。
長く患って逝った母に、自分としてはできる限りやった、とは思うけれど、
母の最期が幸せであったのかはわからない。

長く同居を望んでいた最愛の娘である姉と、
ようやく同居生活が始まった、と思ったら、
姉がガンになって、あっという間に亡くなってしまった。
母は一人病院に生活するようになって、
やがて父が認知症になって同じ病棟に入った。
母の頭は最期までしっかりしていたけれど、父との意志の疎通はできたのだろうか。

力尽きるように、静かに母は逝ってしまった。


私も妹も、遠隔地でしかも子育て真っ最中で、身動きならない事も多く、
母を放り出したとは思わないけれど、最優先にしたわけでもない。
どうしようもなかった、とは思うけれど、
今、こんな風に自分が夢の中で泣く、とは思わなかった。



小学校時代の友だちが集まって、話題になったのは、
子どものこと、嫁さんへの配慮、以外に、親のこと、墓のこと、等々。
そういう年代なんだ、ということだ。


義理の兄が離婚と死別とで2回妻をなくし、
現在独り身で、身の回りの世話をする女性がいて、親戚は意見のしようもなく、
困っている。
「後妻業の女」と言っては失礼かもしれないけれど、
「どこから湧いてきたのかもわからない女」に「家」が乗っ取られるのではないか、
と親戚は危惧する。

「義理兄(にい)さん、一人は淋しいものね。」とは思いつつ、心穏やかにはいられない。


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