宇宙の秩序の中で

クレマチス

読売新聞6月14日付夕刊によると、
アインシュタインが「神」について語った手紙が新たに見つかったのだという。
ブラジル・サンパウロに居住していた物理学者ボーム氏に宛てた
1954年の手紙で、アインシュタインは、
「もし神が世界を創造したのだとしたら、彼の一番の気遣いは、
 われわれにとって世界を簡単に理解できるものにしないことだったに違いない。
 50年来それを強く感じている」
と書かれているそうだ。


神様は我々に「宇宙」というそう簡単には解けないような難問をお与えになった。
有り余る時間とともに。
まるでゲームのように。

我々は混沌の中に放り出された宇宙の孤児のように見えるけれど、
果敢にも、その宇宙の秩序を読み解いて、着実に正解に近づいている。

近づけば近づくほど、その正解らしきものが逃げてゆくけれど。

でも、世の中は全くの無秩序、混沌の中にあるのではなく、
実は美しい秩序の中にあるのだ、
ということを知ることは、なんて気持ちがいいんだろう。


庭



音楽も同じ宇宙の秩序によって記譜することができ、
それを読めさえすれば、世界のどこにいても同じ音楽を奏でることができる。
それは長唄や義太夫の邦楽であっても同じことで、
先人が苦労して、無秩序に見えるものの中に秩序をみつけてくれたおかげで、
私たちはそれを読み解いて、皆で演奏することができる。

それを駆使すれば新たな楽曲を創造することもできる。

そういうのは、ちょっとすごいなあ、と思うのだ。

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